板金・レーザー加工工程
板金・レーザー加工・3次元レーザー加工とは
別のページで金型工程で、「薄い金属の板が変形して出来たもの」はプレスで出来たものって説明したけど、それですべてが完成というわけにはいかないんだ。金型を使ったプレス加工は「簡単な形状を大量生産する」にはすごく向いている加工方法だけど、形状が複雑だったり、たくさんの穴をあけたりするのには、一つ一つ板金・レーザー加工をしていく必要があるんだ。一旦プレス加工で簡単な加工をしておいて、板金・3次元レーザー加工で仕上げるという事もあるね。
ここではその板金・3次元レーザー加工工程について説明するよ。
板金・レーザー加工工程
切る
まずは大きな金属の板から、必要な大きさの板を切り出す作業から。大型のレーザー加工機を使って無駄のない様にに切り出していくよ。
曲げる
ベンダー加工機というものを使って、金属の板を折り紙の様に曲げていくよ。金型を使ったプレス加工の様に、曲線で曲げることはできないけど、直角とか60°とか角度を決めて曲げることだ出来るんだ。
穴をあける
切ったり曲げたり形状が出来上がったものに、3次元レーザー加工で穴をあけることもあるよ。最初から穴をあけておけば良いじゃんと思うかもしれないけど、曲げるときに穴の形が変わっちゃうから、曲げたあとに穴をあけるんだ。
つなげる
最後に、出来上がった部品同士を溶接機でつなげて完成。つなげる為には大きな電気と大きな力を加えて、つなげる部分を少しだけ溶かすんだ。溶かしてもすぐに固まるから、固まった時には2つだったもの1つになってるんだよ。